KOYO KAIUN CO.,LTD.

社長メッセージ

On Time, Trouble Free

高品質で維持管理の良い船を持っていることと、顧客の要望に応えるサービスを提供することは、別物です。
運航するにあたり、無理のない航海計画を立ててそれに沿って進めない限り、船は積み地で遅れ、揚げ地でさらに遅れます。 どんなにその船がしっかり維持管理されていてもです。

オペレーターは必要以上に長期契約(COAなど)を抱えると、無理のない航海計画を立てられなくなります。
守るべき契約が多すぎると船は立ち往生することになります。オペレーターは自分たちがどの航路で最も力を発揮できるのかを知り、 新たに契約する際は自分たちが効率的に遂行できることができる契約を選ぶべきです。
もしただ契約を取ることだけが優先されると、オペレーターは採算を合わせるために無理をするようになり、航海計画は変更に変更を余儀なくされます。 そうなると顧客はそのオペレーターの悪いサービスに不満を抱くようになります。 オペレーターはオペレーターで、低運賃の契約に文句を言いたくなります。 このようなことがいつも繰り返されているのです。

興洋海運の方針は、自分たちの現在の運航パターンに合い、従来の顧客との契約を邪魔しない契約の取得を目指すことです。 弊社は顧客の期待に十分にこたえることを目指し、誇りにしています。 しかしこれは、バース混みが年々厳しくなっている中では難しい仕事です。 輸送量が増えているのに対して貯蔵能力が追い付いていないのでしょうか。 寄港するケミカルタンカーの隻数は各バースで増え続けており、バース混みの可能性が高くなっています。

そうした状況の中でも、興洋海運の最優先事項は、安全を除けば、スケジュールの正確性であり、これからもそれが変わることはありません。


代表取締役社長 関口不二夫