KOYO KAIUN CO.,LTD.

酢酸ビニルモノマー (VAM)

[原料] - 酢酸、エチレン
[最終製品] - 食品添加物(かんすい、凝固剤)、チューインガム、木工用ボンド

酢酸ビニルとは酢酸とエチレンからできる化合物であり、酢酸を幾つも繋ぎ合わせることで酢酸ビニル樹脂になります。
この酢酸ビニル樹脂は食品添加物の役割を果たし、私たちが日ごろ口にする多くの食べ物に含まれています。

主な食品としては中華麺、豆腐、チューイングガムなどが挙げられます。
中華麺には食感や風味を出すかんすい、豆腐には凝固剤として使われています。

酢酸ビニールモノマー(VAM)
酢酸ビニールモノマー(VAM)

チューインガムはガムベースに香料や甘味を加えて作られていますが、そのガムベースの主成分は酢酸ビニル樹脂から出来ています。

酢酸ビニールモノマー(VAM)
酢酸ビニールモノマー(VAM)

酢酸ビニルは食品以外の用途としても使われています。その代表的なものとして木工用ボンドが挙げられます。
木工用ボンドは酢酸ビニル樹脂と水で作られています。酢酸ビニル樹脂は水に溶けないため、木工用ボンドのように最初は柔らかい状態ですが、ものと接着し水分が蒸発することで固くなります。酢酸ビニルの水に溶けない性質をうまく利用して作られているのがこの木工用ボンドです。

酢酸ビニールモノマー(VAM)